つげ義春旅写真

瀬戸内の旅

 私は観光地には関心がなかったので、一般の旅行案内書を利用することはほとんどなく、たいてい『図説日本文化地理体系』(小学館発行)を案内書代わりにしていた。旅を断念せざるをえなくなった頃、この本を処分してしまったので、いつ頃刊行されたのか憶えてはいないけれど、昭和33年頃だったような記憶がかすかに残っている。全14巻(?)の揃いを古本で購入し、この本をもっぱら旅の虎の巻にしていた。オール写真で日本全国の民俗、風俗、風景などを紹介した素晴らしい内容で、頁をめくるたびに、すぐそこへ飛んで行きたくなるような本だった。
 ほかには民俗学の宮本常一の本を集めていた。民俗学にはさほどの関心はなかったけれど、日本中をくまなく歩き回り紹介している宮本常一を、私はひそかに旅の師として仰いでいた。
 ここに紹介する「瀬戸内の旅」も宮本常一の著書を案内書として出かけて行ったのではないかと思える。当時は古い本を頼りに訪ねても、ほとんどそのまま変わらず景観を残していたものだったが、大きく変化したのは、やはりバブル景気の頃からなのだろうか。

1−室津(兵庫県)(2007年5月12日)
2−牛窓(岡山県)(2007年6月24日)
3−下津井(岡山県)(2007年9月24日)
4−真鍋島・六島(岡山県)(2007年9月24日)
5−六島(岡山県)(2007年12月9日)

 

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