知られざる宿場

醒井宿

  醒井は、関ヶ原を越え、近江(滋賀県)に入って2番目の宿場だ。いまでも宿場の情景が色濃く残っている。それは、宿内の街道にそって地蔵川が流れているからだ。
イメージ醒井宿・今の町並み 宿場はずれの加茂神社の下からこんこんと清水が湧き出ている。日本武尊の高熱をさましたという伝説のある「居醒の清水」である。
イメージ地蔵川の清流 このほかにも付近のあちこちから湧きだし、たちまち清らかな川をなし、下流へと運ばれる。宿場の各戸の前にはそれぞれの橋が架けられ、さらに風情をかもし出す。夏のあいだ地蔵川の藻が白い花を咲かすので、現在は観光用のためライトアップされるという。しかし、40年近くまえ、醒井は、知られざる宿場跡だった。地蔵川では、主婦たちが夕餉のために洗い物に精を出していた。農夫が鍬や鎌を洗っていた。まさに生活用水だった。つぎの宿場である番場に向う街道脇には、江戸時代に「六軒茶屋」と呼ばれた茅葺きがまだ残っていた。(2004/10/10 下写真は3枚とも1966年頃の醒井宿風景)

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