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加藤泰 抒情と憤怒

 「六十幾年のうち加藤さんと会ったのはたったの二週間だったけど、そのとき映画について何も喋らなかったけど、あの頓着のない身なりの汚さから、あの垢みたいな、土みたいな、雷みたいな身体の臭いから、加藤さんは映画の英雄だと、僕は思う。」(鈴木清順)

 「真田風雲録」「皆殺しの霊歌」「昭和おんな博徒」「明治侠客伝・三代目襲名」「瞼の母」「沓掛時次郎・遊侠一匹」「緋牡丹博徒・花札勝負」「男の顔は履歴書」「幕末残酷物語」をはじめとする数々の作品で、加藤泰監督は何を伝えようとしたのか。世の中の理不尽を前に苦悩し、格闘する庶民を、ときに暖かく、ときに冷徹に凝視し、あくまでも理想主義を貫こうとした異端の映画監督だったろうか。「ほんまに暮らしやすい世の中になりますやろか」(「幕末残酷物語」より) 「君たち日本人すぐ忘れる、でも、ぼくたち朝鮮人けっして忘れない!」(「男の顔は履歴書」より) 戦中派の想いを託した22作がいまの時代に甦る。

 上映スケジュールは「ラピュタ阿佐ヶ谷」のホームページで。

 今回の特集に際して、加藤監督の松竹作品すべてにおいて助監督をつとめ、その後、名作「天城越え」のメガホンをにぎった三村晴彦監督の著書『「天城越え」と加藤泰』を刊行。本書は、加藤泰の人間性や、そのリアリズムに徹した演出ぶりを余すところなく伝えている。
 『「天城越え」と加藤泰』(A5判・128ページ・定価1200円+税)は10月中旬刊、ラピュタ阿佐ヶ谷でも販売しますが、一般書店でも購入できます。また、当サイトからご注文いただくことも可能です。

 なお、既刊の『加藤泰の映画世界』『加藤泰資料集』は残部僅少です。

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少年王者舘 第29回公演『こくう物語』


原作 鈴木翁二
脚本・演出 天野天街
天野天街率いる少年王者舘の公演が、名古屋からはじまりました。

名古屋/七ツ寺共同スタジオ
9月16日(水)〜9月22日(月・祝)
大阪/一心寺シアター倶楽
10月1日(金)〜10月3日(日)
東京/下北沢ザ・スズナリ
10月20日(木)〜10月24日(日)

詳しい時間、チケットなどについては、少年王者舘公式サイトをご覧下さい。

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谷川晃一パステル画展

 今回の展覧会は、パステル画の集大成といっても過言ではありません。作品から豊潤な香りがたちのぼってきます。ぜひご覧下さい(ハガキより)。

期間:9月15日(水)〜10月11日(月)
11:00〜19:00 会期中の休み:9月21、28日(火)、10月5日(火)

場所:スペース煌翔(コウショー)
杉並区阿佐谷南3−2−29
TEL 03- 3393-6337
●JR中央線阿佐ヶ谷駅徒歩5分
●東京メトロ丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅徒歩2分


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山下菊二展

「渡馬」1975年 毎年行われている日本画廊での個展が、今年ももうすぐはじまります。
期間:8月27日(金)〜9月10日(金)
(8/29、9/5休廊)
時間:10:30am〜6:30pm(最終日は5時)
場所:日本画廊
中央区日本橋3-1-4 画廊ビル別館1F
TEL 03-3272-0011

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佐藤完兒郎著 『美と教育のポエジアII』

 「物質的な繁栄に目を奪われ、表面的な価値のみを競い追い求めるという退廃的な風潮が支配する中で、人間の非人間化が進み、人間らしい暖かい感性がしぼんできているという今日的情況にあっては、人から嘲笑されながらも愚直なまでに純粋に生きたゴッホの生涯はひときわ輝いてみえる。」(本書より)
 著者は、ゴッホやタゴールを中心に、宮澤賢治や岡倉天心を通して、アメリカインデアンやアポリジーニやアイヌなど先住民族と呼ばれている人たちの、平和で慈愛に満ちた生活を振り返り、さらに、アジアの子どもたちの姿を凝視することによって、表現の問題へと迫っていく。
「美術することは、生き方の問題と切り離して考えることはできない」とするのが、著者の基本姿勢である。本書は、「表現論」「美術教育論」であるよりも、現代に向けてのひとつの文化論、文明論である。

◎ 四六判上製/344頁 定価2520円(税込み) 8月15日発売
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遊撃の美学―映画監督・中島貞夫

 近々刊行される『遊撃の美学』(ワイズ出版)にちなんで、東映時代に61作を監督した中島貞夫作品のうちから「893愚連隊」「男の勝負」「ああ同期の桜」「日本暗殺秘録」「木枯らし紋次郎」「鉄砲玉の美学」「沖縄やくざ戦争」「日本の首領」「序の舞」「瀬降り物語」等、問題作・話題作の28作品を6月26日から7月9日まで池袋の新文芸座で連続上映。詳しいスケジュール等は新文芸座の公式サイトで。
<「日本暗殺秘録」でもっと撮ってみたかったのは古田大次郎ですね。本来の目的に近づいていかないところが・・・。本当はもっと拡大して撮りたかったんですが、古田のところははずせはずせと会社からいわれていたんですよ。でも、これがなくっちゃあ駄目なんだ、全体が違ってくるんだといって頑張ったんです。>
<「893愚連隊」で、天知茂の声が突然なくなるところがあるけれど、映倫からの要請で妥協したんです。「天皇とやくざは嫌いや」というセリフで、「天皇とやくざを一緒にするとは何事か!」といわれて。でも、一本だけ天皇と入っているプリントがあるんです。>(ともに『殲滅・中島貞夫の映画世界』1974年・北冬書房刊より―写真上「日本暗殺秘録」、下「ああ同期の桜」)

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「化外の花」 太田順一写真展

奈良のタウン誌『ぶらり奈良町』にうらたじゅんさんが毎号イラスト・ルポを発表していますが、同誌には写真家・太田順一氏も「雑木雑記」と題して写真を連載されています。その太田氏の写真展「化外の花」が6月15日よりはじます。

期間:6月15日(火)〜6月21日(月) 10:00〜19:00(最終日は16:00まで)
場所:新宿ニコンサロン
東京都新宿区西新宿1-6-1
新宿エルタワー28階 ニコンプラザ新宿内
(03)3344-0565
詳しくは新宿ニコンサロン・写真展開催スケジュールを御覧下さい。

太田氏は2004年日本写真協会賞・作家賞を受賞しました。受賞理由など詳細は社団法人日本写真協会のサイトで御覧になれます。

 

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漫画家・滝田ゆうの視線とのコラボレーション

「小山田徹:しあわせのしわよせ見」展

2004年6月5日(土)〜7月4日(日)10:00-19:00
すみだリバーサイドホール・ギャラリー
会期中無休/観覧無料
東京都墨田区吾妻橋1-23-20 隅田区役所1階
?.03-5608-6430

「しあわせのしわよせ」とは、墨田区向島出身の漫画家・滝田ゆう(1932〜90)のエッセイに出てくる言葉です。小山田徹は中学生のころから、月刊ガロに掲載された「寺島町奇譚」「ぬけられます」などの滝田作品を通して東京下町の風俗を知り、風景になじんできました。ささくれだった木の電柱や板塀の感触、どぶ川の匂い、どぜう鍋にげんまいパン…滝田ゆうが子供のころの記憶をたよりに描いたまちの風景には、急速な物質文明社会の発展のなかで私たちが置き忘れてきた何かが息づいています。(中略)本展は小山田徹が手がける「滝田ゆうの企画展」というかたちをとります。昭和初期の雰囲気を細密な線描で表した滝田作品を紹介し、その独特でありながら誰にもなつかしさを呼び起こす世界感を共有することがひとつの目的です(チラシより)。詳しくはアサヒ・アート・フェスティバルのサイトへ。

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「アジサイ光線―夕沈ダンス」公演

「アジサイ光線」イメージ少年王者舘の天野天街の構成・演出による「アジサイ光線―夕沈ダンス」が611日(金)から13日(日)まで、名古屋の七ツ寺共同スタジオで開催されます。

前売り2,800円、当日3,000円。

詳しくは、少年王者舘(090-4213-5884)へお問い合わせください。

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映画「リアリズムの宿」の上映がはじまりました

映画「リアリズムの宿」のイメージ『幻燈』5号誌上で師弟対談が掲載されている山下敦弘監督の映画「リアリズムの宿」(つげ義春原作)が、417日より東京シブヤ・シネマ・ソサエティで公開されています。

「原作がつげ義春。かの郷愁の漫画家との組み合わせがすばらしい。……そこには憂愁と孤独の影が濃い。それは山下の心の色調とも、また日本の社会全体の情感とも読めそうである……」(秋山登・映画評論家) 420日付「朝日新聞」夕刊をはじめ、各方面で話題を呼んでいます。大阪、名古屋など順次公開予定。詳しくは配給元の Bitters End さんのウェブサイトをご覧ください。(BGMが鳴るのでお仕事中の方は要注意)

原作:つげ義春
監督:山下敦弘
主演:長塚圭史&山本浩司
音楽:くるり

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『幻燈』No.5 4月26日発売!

イメージイメージ特集 うらたじゅん・山下敦弘

〈うらたじゅんの世界〉

〈映画「リアリズムの宿」を撮り終えて〉

「ねじ式」から「夢の散歩」へ……対談 つげ義春・高野慎三

イメージイメージマンガ作品
「山犬の子」菅野修
「トンネル画廊」他2作 西野空男
「乙女チャンラ」他2作 河内 遥

価格1680円(本体1600円)

主要常備店
紀伊国屋南店(新宿)、ブックマート(神保町)、ブックファースト(渋谷)、模索舎(新宿)、イレギュラーズ(新宿)、タコシェ(中野)、ときわ書房(千葉)、三月書房(京都)、恵文社一乗寺店(京都)、ヴィレッジバンガード(各店)、ほか全国の書店にて発売中です。

また当サイトからもメールにてお申し込み頂けます(送料300円)。

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